「相続の相談は誰にしたらいいの?」
「今度親の遺産を相続することになったんだけど、誰かに相談したい。」
「相続の相談は税理士でいいの?」
このような疑問を持つ人は多いでしょう。
初めての相続ともなれば不安になることも多いですよね。
誰かに相談したい、その気持ちは十分に理解できます。
そこで今回は相続の相談を誰にすべきか徹底解説していきたいと思います。
相続の相談をしてはいけない人もいます。
この記事を見て相続の相談をしてはいけない人が誰か把握してくださいね。
把握していない場合は、大損することもあるかもしれません。
ぜひ最後までお読みください。
相続相談 Q&A クイズに挑戦!
Q: あなたは親の遺産を相続することになりました。一体誰に相談すべきだと思いますか?
1.銀行 2.弁護士 3.税理士 4.役所
さあ、あなたはどれを選びますか?
A:答えはどれでもありません。
どれか1つかだと
・何も解決しないか
・費用が高くなるか
・孫請けひ孫請け状態
になります。
では誰に相談すべきか、それは相続専門家チームです。
実は親の遺産を相続する時に2つの大きな業務があります。
名義変更系統、納税系統、この2つに分かれます。
これら2つの業務をまとめてやってくれるのが相続専門家チームということです。
そんなことをいきなり言われても何が何だかわからない人も多いでしょう。
安心してください。
1つずつゆっくり解説していきます。
相続相談 Q&A 銀行に相続の相談をしてはいけない?
銀行には相続の相談をしない方がよいと考えます。
とはいえ、銀行に相談するメリットがないとは言いません。
銀行に相談するメリットとしては、預金口座などの名義変更や書類収集業務を承ってくれることです。
納税に関しても信頼ある銀行紹介の税理士にお願いできるところもメリットです。
銀行紹介の税理士の何がいいかというと、信頼がとても確立されている点です。
そういう意味ではワンストップで出来るといった大きなメリットがあります。
しかし、その大きなメリットを覆すほどの隠しきれないデメリットも存在します。
それが何かというと、銀行で相続の相談をして頼むと報酬が1番高額というところです。
どれぐらい高額かと言いますと、実話ですが、銀行に丸投げすると数百万といった単位でかかってくるといった声も聞いたことがあります。
ですので、銀行には出来る限り相談しない方がいいと考えます。
メリット以上にデメリットがかなり大きいでしょう。
どうしても銀行に相談したい場合は、報酬体系をよく確認することをおすすめします。
相続相談 Q&A 弁護士には相続争いが起きた時に相談!
弁護士には相続争いが起きた時に相談しましょう。
相続争いの解決のために弁護士に頼むのが一般的です。
弁護士を相続関係の相談の際に利用する場合はこちらの記事をよく読んでもらうと、何がメリットで、何に注意しなければならないのか分かるでしょう。
弁護士に相続の相談をするデメリットとして挙げられることは、納税も書類収集も専門外だというところです。
弁護士が相続税の相談をするわけではありませんし、相続に必要な書類の収集をするわけでもありません。
そういう意味では相続が揉めない限り、相続争いが起きない限り、弁護士に依頼する機会はないと考えます。
ここで疑問が湧く人もいるのではないでしょうか。
弁護士に相続の相談?よくある質問
「先祖代々お世話になっている弁護士がいるので、その弁護士に相談しなさいと親戚の人に言われることがあるのですか、どうしたらいいでしょうか?」
このパターンの質問はとても多いです。
では現実を述べます。
弁護士に紹介すると、「では税理士を紹介しよう。」と言って税理士を紹介されます。
書類収集の件になると、税理士は「うちでは書類収集できないから、あなた書類収集やってくれない?」とあなたに逆にボールが飛んでくるケース。
または、「司法書士を紹介するから、司法書士に頼んでもらえる?」といったことになります。
つまりどんどん孫請けひ孫請け状態になる、こういったよくわからないスパイラルに陥ることになります。
正直なところ相続で揉めていない限りは弁護士に相談したところで、何も解決しないですね。
ですから、弁護士には相続争いがあった時のみ依頼すると言っても過言ではないでしょう。
もちろん弁護士に相談すると相談料も多少なりともかかってくると思うので、こういった理由から、安易に弁護士に相談を持ちかけるのはやめた方がいいと考えます。
相続相談 Q&A 税理士は納税業務しかしてくれない
税理士は相続の際には皆さんに代わって納税をしてくれるので、とても頼りになる存在です。
税理士に相続の相談をする際のメリットや注意点はこちらの記事をご覧ください。
しかし、相続に関する書類の収集と名義変更は専門外となります。
ですから、前述した2大業務の名義変更系統、納税系統の納税系統しか解決してくれないといった点がデメリットです。
ここでまたよくある質問を紹介します。
税理士に相談?よくある質問
Q:インターネット税理士ってどうですか?
A:お答えします。ズバリ、インターネット税理士には頼むべきではありません。
と言い切りましたが、インターネット税理士に頼むメリットがないとは言いません。
何より料金が安いことですね。
例えば遺産が1億円ぐらいの方がお亡くなりになったら、税理士に払う申告報酬が、大体50万円ぐらいで済みます。
ですから、お得ではあります。
一方でデメリットもあります。
インターネット税理士とは基本的に対面ではお話しないと思います。
つまり、zoomやskypeといったコミュニケーションツールのテレビ会議を使ったオンラインでの会話になります。
オンライン上ですから必然的に気持ちが伝わりづらく、「大切な父親が亡くなったのにとても事務的に扱われた。」「インターネット税理士は私たちのことを親身になって考えてくれない。」などといったご不満も多く聞くところではあります。
また、インターネット税理士の問題点はこれだけではありません!
一般の納税者の方はなかなかご存じないかもしれませんが、インターネットで集客しているような税理士は役所調査、現地調査をしていないことが多いです。
役所調査は何かと言いますと、道路台帳というものに関連します。
道路台帳というのは、唯一世の中でインターネットで見れない地図というもののことを言います。
道路台帳は役所に行かないとわからないものです。
道路によって不動産の価値が変わる、相続税評価が大きく変わるということがあり、納税に関してだけ言わせていただければ大切な部分です。
その役所調査をインターネット税理士がしているのかどうかは疑問に思うことから、このような結論を出しました。
相続の道路台帳関連、路線価についてはこちらの記事をご覧ください。
特に不動産を亡くなられた方が所有しているご親族の皆さんには、必見の記事内容となります。
相続相談 Q&A 役所に相続の相談をしても何の解決にもならない?
役所に相続の相談を持ちかけたとしても、役所は納税の手続きも名義変更もしません。
ですから、基本的に役所は相続のサポート役にはならず、結局何も解決できないと言えるでしょう。
わずかなメリットとしては、相続の書類収集のやり方を少し教えてくれるといったところが挙げられます。
相続を登記する際の書類収集、必要書類についてはこちらの記事をご覧ください。
役所で新たに数分間聞くことより、絶対に詳しく分かりやすく書かれていますし、何よりネットで予習していけるのは記事を見るメリットではないでしょうか。
相続の際の納税や名義変更は自分ではできない?
ここで皆さんが考えることは相続の際の納税や名義変更は自分でできないかといった点です。
納税に関しては相続税をシミュレーションサイトやアプリなどで計算することもできますし、大まかな相続税を自分で計算することも可能ではあります。
相続税を計算するシミュレーションサイトやアプリについてはこちらの記事をご覧ください。
また、大まかな相続税の計算の仕方についてはこちらの記事をご覧ください。
ですが、どちらも素人による相続税の計算であり、おおよそ納めるべき相続税の値でしかないのです。
不動産などの価値についてはとても難しいものがあります、
不動産を相続する予定の方は、こちらの記事とこちらの記事をご覧ください。
路線価というものが関わってきますし、評価額を正確に算出することは専門家以外には不可能だと考えます。
ただし、相続関係の書類収集や名義変更については、家にインターネットの環境がある場合は時間はかかりますが、なんとか自分でできないことはないと言えるでしょう。
しかし、自分で相続登記の手続きをする際は期間をきちんと長く見る必要があるので、早めに準備に取り掛かることをおすすめします。
では誰に相談すべき?相続専門家チームで決まり!
では誰に相続の相談をすべきか解説していきます。
結論はずばり相続専門家チームです!
相続の専門家チームのメリットは料金が比較的良心的であることです。
インターネット税理士と比べて料金が10万20万円程度増しますが、相続の専門であることからミスも少ないでしょうし、あなたのご家庭を親身に考得てくれるというメリットがあるとしたらどうでしょうか。
また、相続専門家チームでは、弁護士、税理士、司法書士、不動産・金融のスペシャリストがあなたのご家庭の相続をバックアップしてくれます。
そう考えると、相続専門家チームに相談するのが1番早くて賢くてお金もかからないのではないでしょうか?
相続を誰に相談すべきか悩んだら、相続専門家チームを是非検討に入れてくださいね。
まとめ
今回はなかなか知られていないお話をしてきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
弁護士、税理士、司法書士、それぞれに相談するメリットは少なからずありますが、2度手間になり、かえって費用が高くなることもあるでしょう。
ですから、相続を誰に相談すべきか悩んだら、相続専門家チーム!
ぜひお近くの相続専門家チームをネットで検索してみてください。